くぎゅ〜=「咲 -Saki-」をもっと面白くするマージャン講座 その6

さて講座をしないうちに「咲-saki-」もなんだか決勝戦まで進んでしまいました。でもこれからが本番です、原作でもまだ死闘を繰り広げているのでアニメでも展開がどうなのか楽しみであります。
さて、久しぶりに例の講座やりたいと思います。



(1)役を覚えよう!! その3

今回で一応、メジャーな役は終了です。
これだけ覚えれば一通りゲームができると思います。
不定期でマイナーな役、特に役満も紹介していきます。




●チートイツ2役 七対子【メンゼン役】





「さすがの のどちゃんも私のダマチートイは読めないようだな!」


チートイツとは同じ牌を2枚ずつ(すなわちアタマ)7組集めた役です。ですので必ずアタマ待ちになります。
画像はMJ4でくぎゅ〜タコスがあがったチートイツです。
ガリ牌はピンズの「9」となります。


別名「ニコニコ」ともいいます。覚えやすいですね♪

今までは3枚の組み合わせ4組とアタマ一組が基本でしたが、このアガリ形は特殊だけど単純なので割と覚えやすいと思います。


<POINT!>
また長所としてアタマ待ちなので結構待ちも容易に変えることができまので、くぎゅ〜タコスみたいにあえてリーチせずにダマテンで待って相手を惑わすことも可能。


<注意>
・同じ牌を4枚集めてもアタマにはなりませんので注意。
・メンゼン役なので鳴けば役は不成立です。
・イーペーコー(同じ順序の組み合わせがある役)はチートイツとダブっても計算しません。



●トイトイ2役

トイトイとはアガリ手に順序がない役のことです。
同じ牌3枚の組み合わせをポンか、自分で集めてくるとトイトイが完成します。
この手はMJ4での、のどっちのアガリ形です。
白の役牌・トイトイ・赤ドラ2で満貫です。
この場合はソウズの2と8のシャンポン待ちとなります。




一気通貫(いっきつうかん)2役【食い下がり1役】



数字の牌を1〜9を一枚ずつ揃えた形の役です。
略して「イッツー」とよんだりします。




マンズのイッツーは、6話で、のどっちがリーチをかけて狙った例です。


ソウズのイッツーは声優麻雀大会で、のどっちの中の人(小清水亜美)がアガった役です。
この手役はリーチもかけていて、ピンフにもなっているので満貫です。



<注意>
ポン・チー・明カン等で鳴いてしまうと1役減るので注意。



純チャン 3役(純全帯么九)【食い下がり2役】


先行して原作読んでいる人はわかると思いますし、アニメでも終盤になってくると出てくる役だと思います。
純チャンとはちょっと複雑です。


1・9牌がアタマ
1・9牌を3枚か、順序は123か789となります。


これらの要素をあわせたのが純チャンとなります。
この上がり手ではソウズの「9」でアガれば純チャンとなります。
※「6」であがると純チャンにはなりません。


【その他の上がり役】
ピンフ1役…アタマ以外がすべて順序。
 三色2役…マンズ・ピンズ・ソウズの順序が7・8・9。
イーペーコ1役…マンズの7・8・9の順序が二組。

でトータルではハネ満。

リーチをかければ満貫の高得点になりやすいですが、カンチャン待ちやペンチャン待ちが多いのでなかなか作りにくい役の一種です。


<注意>
鳴けば1役減ります。
また、字牌が入れば「チャンタ」となって2役になります。
(※この役も鳴けば1役に減るので注意)






☆チートイツの余談☆

ここからは少しチートイツの作り方についての余談になりますが、初めての人が見ると少し混乱するかもしれないので見ないほうが無難です。だから飛ばしてもらってもかまいません。
簡単に言えば「のどっち」が絶対にマネしない方法論です。
まぁ「オカルト論」とか呼んだりしますが。(根拠や確立に基づいていないため)
逆にのどっちは「デジタル派」と呼ばれます。


今からチートイツが得意な「トイツ王子」ことプロ雀士土田浩翔が提唱するチートイツの作り方を簡単にお話したいと思います。


・ヤマを読むな
チートイツは基本的に、ヤマに残っている可能性が高い牌を手に残すのが一般的です。たとえば、ある牌が2枚捨てられていたら自分からツモるのが難しくなるので普通は手の中に残しません。しかし土田システムではヤマ読みをしたらいけないとされています。ヤマを読まず・相手の捨て牌も見てはいけないということです。

→『確率』ではなく『引力』によって引き寄せられるものだから。


・スジ牌はアタマになりやすい。
スジ牌とはリャンメンの待ちになる形のことで、アタマになりやすいです。たとえばマンズの4がアタマだったら、1や7も重なりやすいです。


・イーペーコー系も重なりやすい。
マンズの「33445」の手があったとしたら、5が重なりやすい。
しかもスジよりも重なりやすい。


・同じ数字のアタマも重なりやすい。
例えばマンズの1がアタマだったら、ソウズやピンズの1もアタマになりやすい。


・リーチかけたほうがツモりやすい。

・チートイツと決めたら最後までチートイツを狙うこと。


この理論には、当然科学的な裏付けは全くないです。
でもMJ4でこの理論を実践したら確かに、チートイツになりました。(笑)なので結構面白い理論であります。
興味のある方は『最強麻雀土田システム』という本をお読みくださいませ。



まぁ、のどっちはこういう考え方は嫌いだと思いますが(笑)




以上で今回の講座は終了です。
次回もマイナーな役をはじめ、ルールや咲の話題を考察したりしてみようかなと思います。