くぎゅ〜=「咲 -Saki-」をもっと面白くするマージャン講座 その3

さて今回もいつも通り、くぎゅ〜=「咲-saki-」をもっと面白くするマージャン講座をはじめたいと思います。
今回はいよいよマージャンの醍醐味といえる「アガリ役」について解説していきます。
咲-saki-」のアニメ&コミックで頻繁に登場する役を中心にわかりやすく解説していきたいと思います。


(1)あがり役がないと上がれない!! 
麻雀は数字の順序か同じ牌3枚を4組と同じ牌2枚(アタマ)を一組集めると、アガれると言いました。
※その1 (3)麻雀の組み合わせを参照。

確かに組み合わせの原理からいえばその通りなのですが、麻雀には決まった形に沿ってあがらなければならないルールがあります。
→決まったアガりの形のことを「役」もしくは「あがり役」と呼んでます。

麻雀は「1ハンしばり」ルールなので、役が1役以上ないとアガれません。逆に役ナシでアガると「チョンボ」といって」点数が取られますので注意!!
ちなみに前もお話しましたが、ドラ自体は役ではありません。




(2)アガリ役を覚えよう その1

基本的に「あがり役」はたくさんあって、鳴くと(ポン・チー・カン【自分で4枚揃える暗カンはOK】をすること)役が不成立になったりするタイプ【メンゼン役】、鳴いてしまうことで役自体の点数が低下してしまうものタイプ【食い下がり役】まで、様々です。
また役によったら点数が高かったりします。
その分狙いにくいというデメリットもありますので、頭に入れておいてもらえればと。
基本的に「咲-saki-」によく出てくる役や、簡単な役を中心に説明していきます。


●リーチ 1役【メンゼン役】


もうリーチといえば麻雀というイメージができる程、代名詞といえるリーチですが、この画像は親の和がリーチをした様子です。
自分の手牌がテンパイになれば、リーチと宣言し捨て牌を横に向け1000点棒を場に出します。
ただし、メンゼン役なのでポン・チー・カン(自分で4枚そろえた暗カンはOK)をした人はリーチをかけることができません。

<注意>
リーチをした人は、自分の手牌を変えることができません。
自分の番ではあがり牌でツモる以外は、全て捨て牌の動作になります。
またリーチ後のポン・チー・カン(自分で4枚そろえたカンはOK)もできません。


<補足>
ちなみに1順目でリーチすれば「ダブルリーチ」といって2役になります。まぁほとんど見ることがないレア役です。



☆一発 1役
リーチ・一発・ツモとくぎゅ〜が言っている場面があります。
一発というのは自分がリーチしてから一巡する間にロンかツモができれば役として加算されるボーナスみたいなものです。
ちなみにリーチ状態でしか付きません。


☆メンゼンツモ【メンゼン役】 1役
メンゼン状態でツモすると、付く役のことです。
ちなみにメンゼンであればリーチでなくてもOKです。


<注意>
リーチから一巡した自分の番でツモすると「リーチ・一発・ツモ」の三役つきます。通称「りー・即・ツモ」と呼ばれます。



●役牌(やくはい)3枚に付き1役

字牌を三枚揃えると、役牌といって1役つきます。
普通役牌となる字牌が2枚あったら、ポンをすることで容易に集めることができ、結構簡単にあがることができます。
後白・発・中以外の「東・南・西・北」について説明しておきます。


<POINT>
「東・南・西・北」についてはどれも役牌になるとは限りません。
以下の条件で役牌になります。

東場(前半戦)の場合は「東」が役牌となります。
南場(後半戦)の場合は「南」が役牌となります。
後、親は「東」→左回りから2番目の人は「南」→3番目の人は「西」→4番目の人は「北」という順番で役牌になる字牌が決まっていますので覚えて置いてください。

Ex)例えば東場で、順番が3番目の人は「東」と「西」が役牌になります。



タンヤオ 1役


タンヤオとは、2〜8の牌だけで作った簡単な役です。
字牌と1と9の付く牌が入らないということです。
またメンゼン役ではないので、ポン・チーも可能です。

この手はピンズの2と5待ちです。
ゲームで1・9の牌がなかったら、狙ってみるのもいいと思います。
後、「ピンフ」「三色」も付きますが、それらの役は次で説明します。




ピンフ【メンゼン役】1役


メンゼンでアタマ以外の4組が順序だとピンフという役になります。
この画像だと、ソウズの2がアタマで他の4組が順序になっています。


<注意>
あと、ピンフが成立するには以下の条件があります。
アタマが役牌ではない。
ガリ牌が両面待ちであること。
(画像でいえばピンズの2・5待ちであるということ)

これは覚えておいてください。



●三色(サンショク)2役【食い下がりで1役】

同じ順序をマンズ・ピンズ・ソウズで作ると、三色という役になります。
画像ではマンズ・ピンズ・ソウズの順序が6・7・8となっています。


<ちなみに>
チーをした場合、役が1役減ります。
こういう役を「食い下がり」といいますので、三色狙っている場合鳴くかどうかはよく考えたほうがいいでしょう。



ホンイツ 3役【食い下がりで2役】
アニメ版「咲-Saki-」の1話でよく上がっていた役の一つですね。


字牌と一種類の牌だけで作られたのがホンイツです。
この画像ではメンゼンなので、上がれば3役です。
逆にポン・チー・カン(暗カン以外)をすれば2役になってしまいます。
さっき説明した役牌とも絡みやすいので、字灰がそろっていて一種類だけ牌が多かったりした場合は狙ってみるといいと思います。




<QUESTION>
さて、突然ですがここで問題です。
画像のあがり牌は何かわかりますか?

では実際に組み合わせを分けてみましょう。
西が三枚で1組。
ピンズの9がアタマ。
順序がピンズの1・2・3、2.3.4。

ということは残りの6・7が1枚足りないことになるので5か8があがり牌となります。



●リンシャンカイホウ 1役
いうまでもなく、咲の必殺技です。


画像は咲がリンシャンカイホウで上がった画像です。
ガリ牌はソウズの2のアタマ待ちになります。

カンした時にリンシャン牌でツモをすれば1役付きます。
この手牌では暗カンなのでツモの役も付き「リャンハン(2役)」となります。
まぁ咲みたいに狙ってあがろうとする人は実際いません。
僕は一回リアルであがったことはありますが…。
まぁ、上がった時はラッキーだと思っておいてください。

決して、咲みたいなマネはしないように(笑)
ちなみに「MJ4」っていうゲーセンの麻雀ゲームに咲が登場するので、麻雀に興味を持った人は遊んでみてください。


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もうすぐ2話始まりますね。
とりあえず今回は1話で登場した役を中心にお話しをしました。
まだまだ説明していない部分や足りてない部分もあるかもしれません。
次回も覚えておいて方がいいアガリ役を中心に解説していきます。
「こういうところがわからない〜」とか、「間違ってるんじゃね?」とか、「もっとこうしてほしい」がありましたらコメントに書いてくれるとうれしいです〜。


では、お付き合いくださってありがとうございました☆